旅館運営引き継ぎ(中部地方)

ホテルマネジメント 「哀」

経緯

2023年9月頃に紹介が有り内覧実施、その後大手オペーレータが撤退を決定し、弊社が11月から運営委託を受注。とにかく時間がない。スタッフはどうなるのか?引き継げるのか?

大手オペレーターが人員は撤収するとのこと。契約はまだ巻けていない。この状況で人員確保等動けるのか?旅館なのでまず料理人確保が先決、ついで支配人、その他スタッフ。10月に入り知り合いの人材紹介会社が料理人を確保できそうとのこと。ひとまず安心。その後、現状の料理人が残ることになり、知り合いの人材紹介会社からの料理人の紹介を断る。次は支配人。運営責任者が手配をしているとのことなので任せて静観、後は経理業務等のオペレーションを構築し、人員の確保が必要、PL作成を業務委託で依頼する。

違和感

でも何かがおかしい、契約は後回しでオーナー側も急いでいる。後から分かったがオーナー側と大手オペーレーター側にトラブルがあったとのこと。

とにかく時間が無いのに何も決まらない。支配人の採用もままならない。結果的に支配人はオープンに間に合わず、他施設から支配人を期間限定で派遣、派遣元支配人の施設も人手不足。会社全体が疲弊していくことになる。

通常は支配人を決めて支配人に開業準備をさせるのが常套手段。

結果

何も進まないまま、オープンになる。案の定トラブル続出、人手不足で悲惨な状態に。現場の疲弊度は半端でなかった。前オペレーターからの予約の引き継ぎもままならず、 予約者が来ない、入ってない予約者が来る等、部屋の残室管理も混乱、おまけにほとんどが2食付で有り、予定していた食数が狂う為、支配人・フロントスタッフが料理人からも叱責され、疲弊に追い打ちをかける。とにかく長時間労働、手当たり次第に派遣を採用。

問題点

・オーナー側のペースに巻き込まれ一つ一つ処理していくのが精一杯だった。

WordPressのfunctions.phpを編集する前は、編集前に必ずバックアップを取って保存してください。もし編集後、エラーが出るようでしたら、バックアップファイルを元に復元してください。

・デューデリが不十分だった。特に数字が開示されていなく、しっかり精査することが出来なかった。

・人事異動によりプロジェクト統括に経験が無く、ロードマップが敷けてなかった。

・人員の肝である支配人確保が早期に出来なかった。

・弊社で使用経験の無い新しいPMSを使用した。

今後の対策

・デューデリをしっかり実施し、スケジュールには余裕を持ち無理な受注はしない。

・特に肝である支配人の確保から早期に取組む。

・現場が落ち着くまではプロジェクトリーダー自ら現場に乗り込んで、オペレーション確立を徹底す る。

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