今回も知り合いのホテリエから相談を受けたハレーション事例である。
業務委託で運営しているホテルでの現場責任者と上司との間のハレーション事例である。
概要
ホテルの経営に関する経営会議の場での出来事である。
ホテルのオーナーに対して毎月運営数値の報告と今後の対策の為、経営会議を開催することになっている。出席者はオーナー、オーナーのコンサルタント、現場責任者の上司、現場責任者である。
現場責任と現場責任者の上司との事前打ち合わせではオーナー側に現場オペレーションの変更提案をすることで合意していた。本番になり、現場責任者がオペレーション変更の提案をオーナーにした時にオーナー側から反対の意向があり、オーナーのコンサルタントもオーナーを援護して反対の意見を出した。当初は現場責任者の上司が現場責任者を援護する予定ではあったが上司が突如オーナー側の援護にまわり、現場責任者が孤立し3対1の構図になった。
このことに関して現場責任者が憤り、現場責任者とその上司の関係も1箇月以上断絶することになった。
問題点と対策
現場責任者の上司はオーナーに忖度することで存在感を示そうとしたが部下への裏切り行為になり現場責任者のモチベーションを落とすことになった。
現場責任者の上司は事前に打ち合わせの際に反対しなかったのなら、本番でも会社としての方針を貫くべきである。自身の保身の為の裏切り行為は論外だと思う。
現場責任者のシステム変更の提案も内容を詳細につめてオーナーへの説明に不足が無かつたか再度精査が必要だと思う。
この場合は、現場責任者とその上司が腹を割って話し合い、お互いを認め合うことが必要だ。
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